こんにちは、オトナ帝国です。
みなさま、『Lies Of P』遊んでおりますでしょうか。
このゲーム、かなり面白くめちゃくちゃ評価できるゲームだったと思います。
このゲームのプレイレビューは下記でまとめておりますので、ご確認くださいませ~
この記事では、『Lies of P』のストーリー考察を中心にゲーム内容を振り返っていこうと思います(ネタバレを含みます)。
ここからはネタバレ&自分の考察/推測を含んでしまうので、ご注意を。
まず『Lies of P』の物語をざっくり解説すると、
「エルゴ」と呼ばれる大きな力を秘めた物体が発掘され、「エルゴ」によって自走型の「人形」が誕生し、繁栄を極めたベル・エポック時代のクラット市
ここに、突如として「石化病の蔓延」と「人形たちの暴走」が起こりました。
これによって、世界は破滅につながっていってしまうのですが、石化病はなぜ起きたのか。
ここが、実はよくわかっていないんですよね・・・
どうも錬金術師間で発症したといわれています。
そして錬金術師「シモン・マヌス」がこの石化病を通じて、「エルゴ」の新たなる可能性に気が付いています。
彼は石化病を通じて、人間の本質(彼曰く、人間の本質は「エルゴ」)を浄化、その結果強靭な肉体と嘘のない心を手に入れることができると信じ、自らも石化病になることで、神に近づこうとしていました。
「シモン・マヌス」は人の心を読める能力があるそうです。
そしておそらくそれが理由で、「嘘のない世界」を求めて、「エルゴ」に着目します。
おそらくは、「シモン・マヌス」は人間が抱える負の感情をなくすために、「エルゴ」の力で「嘘のない世界」を作ろうとしたのかな、と私は推測しました。
人形には「偉大なる約束」によって人間には逆らえない仕組みになっていました。
それでは、なぜ人形は暴走したのか。
ゲーム内では2つの仮説が存在しています。
人形の王が多くの人形の「偉大なる約束」を解除したのか、あるいは誰かが意図的に「偉大なる約束」を解除したのか、です。
そして、物語を進めていくにつれて、「偉大なる約束」が作り替えられたことがわかってきます。
第1規則:すべての人形は、創造主の命令に従うべし。
第0規則:その創造主の名はゼペット
そう、人形の暴走は「ゼペット」によって引き起こされています。
すべては人形の創造主である「ゼペット」によるものでした。
そして彼の目的は息子の復活にありました。
ここから少し謎を感じています。
息子を救うためには、大量のエルゴ・神の腕・そして心臓が必要だということでした。
しかし、神の腕は「シモン・マヌス」のものだと思われ、大量のエルゴを集めたのもの「シモン・マヌス」・・・
そうすると「シモン・マヌス」を動かしたのも、「ゼペット」だったのでしょうか。
「シモン・マヌス」を暴走させることで、主人公が立ち向かうことで心臓を創り上げ、それらを組みわせることで息子を復活させようとした、、
だとすると、、あまりに他力本願な計画だと思いませんか?
この辺りは、少し分からなかったですね・・・
いったいどこまでが「ゼペット」の予想通りであり、どこまでが予想通りでなかったのか、そのあたり、、読み取れませんでした。
ただ、「ゼペット」自体も捕虜となってしまっていたり、さすがに「シモン」の動きが完全に予想の範囲ではなかったと考えます。
とすると、、他力本願が正解なのでしょうか・・ う~~ん、悩ましいところです・・!
さて、最終的に主人公は「名もなき人形」との闘いに挑んでいくことになります。
この「名もなき人形」に心臓を与えることで息子の復活を目指したわけです。
しかし、最終的には「名もなき人形」が主人公にとどめを刺そうとするところをゼペットが止めに入ります。
「カルロ(主人公)の心臓を壊す気か?」と。
確かに、主人公の心臓を壊しては元も子もありません。
もともとこの心臓を使って、息子を復活させようとしていたのだから。
しかし、最後には
「すまない、息子よ」
と謝罪していることから、どうでしょうかね・・・
「カルロ」こと主人公も1人の息子として見た父としての姿があったようにも感じます。
この辺りも微妙にぼかされてますから、プレイヤーの感じ方次第、というゲームになっているということでしょうか。
さて、『Lies Of P』はこれで、完結だと思うのですが、かなり気になるエンディングの形式になっていました。
さて、ここで登場する2人の人物「パラケルスス」そして「ドロシー」 これらはいったい誰なんでしょうか。
そして、電話先で出ているあの方の腕、これは「ゼペット」が最後、名もなき人形を動かしていた腕のことでしょうか。
この辺りはプレイレビューと一緒に下記でまとめておりますので、参考にしてみてください!
さて、今回は『Lies Of P』のストーリーについて触れていきました。
いかがだったでしょうか。
物語全体を通じて、人間より人間らしい人形の物語という感じがします。
そして、それゆえに物語の絶対的正義はなく、時に真実が、時に嘘が正義のように描かれています。
また、すべての物語が完結していなさそうなボヤっとした要素も少し残っている感じが、個人的にします。(もちろん、伏線を自分が気が付いていない可能性もありますが・・)
ですが、その面も含めて、プレイヤーに「正しく生きることとは何か」と問題定義してくれる作品のように感じましたね
それでは★
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